小型犬用と大型犬用のドッグフードの特徴

小型犬用と大型犬用のドッグフードは、基本的な栄養成分は変わりませんが、体格の差からくる粒の大きさの違いだけではなく、身体的な特徴によるちがいがあります。
成犬時の体重が10㎏以下の犬を小型犬といいます。小型犬用のドッグフードは、その小さな口のサイズに適したしっかり噛める小粒のフードです。小型犬は活発に動き回りますので運動量が多く、消費カロリーは大型犬の約2倍、90~100kcal/1kgといわれています。また、小型犬は胃腸などの消化器官も小さめですから、少量でも必要な栄養分が摂取できるように、消化性の高い、高カロリーのフードになっています。また、活発さが関節などにも負担をかけていますので、グルコサミンやコンドロイチンなどの骨や関節の健康に効果のある成分が含まれています。
成犬時の体重が25㎏以上の犬を大型犬といいます。大型犬用のドッグフードは大粒で噛みごたえがあります。大型犬は一般的にゆったりした動きで消費カロリーが少なく、約50kcal/1kgといわれていますので、ドッグフードも低カロリーになっています。しかし、小型犬が8~10か月程度で成犬になるのに対して、大型犬は18~24か月ほどかかるといわれていますので、この間は消化性の良い高栄養のカロリー高めのフードになります。成犬になると、大きな体を支えるために足腰に大きな負担がかかりますので、骨や関節の健康を維持するためにグルコサミンやコンドロイチンなどの成分が配合されています。また、胃腸などの消化器官が繊細にできていますので、その健康維持のため、消化性の高いフードが多くなっています。子犬から成犬への成長にかかる時間は長いのですが、6~7歳ごろの早い時期から老化が見られ、運動能力や基礎代謝も低下してきます。そのため、老化を予防する抗酸化作用の高いビタミンEなども重要な成分です。大きな身体は全身へ血液を送るために、心臓やその他の臓器に大きな負担をかけていますので、心疾患をはじめとする内臓疾患に配慮した成分も配合されたものがあります。
犬種による体格の差がドッグフードの違いとなっています。適切なフードを与えることが、愛犬の健康にとって大切なことです。