高タンパクのドッグフード

犬は人間の4倍以上のタンパク質を必要としますので、高タンパクのドッグフードは犬の食性に適しています。骨や筋肉、内臓、皮膚、血液、ホルモンなど身体の器官や組織を構成し、重要なエネルギー源ともなります。
身体を構成するタンパク質を作る20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できない10種類のアミノ酸をドッグフードから摂取する必要があります。アミノ酸は体内で再構成され、身体の各部分を作るために必要なタンパク質に作り替えられますので、ドッグフードがタンパク質を豊富に含むことは重要なことです。成長期はもちろんのこと、成犬や高齢犬、ダイエットが必要な犬にとっても多くのタンパク質を摂取することは必要です。
肥満の犬は減量するためにはカロリーを抑える必要がありますが、タンパク質の摂取量を抑えることは健康上好ましくありません。タンパク質は筋肉の維持に必要な成分でもあり、小型犬では、摂取するタンパク質の約30%が皮膚や被毛のために使われます。また、腹持ちもいいため、ダイエット時の空腹感を軽減することにもなります。
高齢犬は身体機能が衰え、運動量も少なくなり、食欲も低下しますが、栄養をあまり摂らないでいいということではありません。運動量が少なくなりますので、消費カロリーは若干少なくなりますが、筋肉の減少を防ぎ、維持するためにはタンパク質は欠かせないものです。高齢犬用の消化性の高いタンパク質を使用したものもいいのですが、食が細い場合は、少量でもしっかり栄養が摂取できるように子犬用の高タンパクのドッグフードを併用するのも一つの方法です。心臓病やガンなどの病気による筋肉の減少の予防にもなります。
タンパク質の摂取が制限されるのは、進行した慢性腎臓病や重度の肝臓病などの場合だけです。腎臓病が進行して深刻な状態では、腎臓への負担の軽減や尿毒症の症状を抑えるために制限されます。重度の肝臓病では高アンモニア尿症や腹水がみられるようになった場合、アンモニアの発生を抑えるためにタンパク質の摂取を制限します。
高タンパクのドッグフードは、身体を作り、健康を維持するために適したフードです。適量をしっかり食べさせるようにしましょう。