ドッグフードはどのくらいの温かさで出すべき?

普段の食事にドライのドッグフードを利用されている方は、容器からそのままトレイに入れて与えているのではないでしょうか。暖かい季節はそれでもいいのですが、寒い時期は温めて、人肌ほどの温度が最も適しています。
温かい時期は、ドッグフード専用の容器内も多少温度が上がっており、与えるのにちょうどいい温度ですが、冬は冷えて、風味が感じられなくなっています。少し温めてあげることで風味が立ち、食いつきがよくなります。食欲の落ちている状態でも、温めることで嗜好性が高くなりますので、しっかり食べてくれるものです。人が冷めた料理を美味しく感じないように、犬にとっても冷えたものは美味しくないものです。
電子レンジや湯煎などいろいろな方法がありますが、温めすぎないことが大切です。温めすぎると、タンパク質の変質やビタミンやミネラルなどの栄養素を損なってしまいます。電子レンジであれば、10秒程度の単位で少しずつかき混ぜながら温め、湯煎もかき混ぜながら徐々に温めます。温めすぎたものは、冷ましても壊れた栄養素は回復できませんので、注意が必要です。混ぜるときに手を使えば、温度を測る必要がありません。気持ちよく感じる温度が食べごろです。
急いであげたい場合は、温かいお湯を少しかけて、さっと混ぜてあげるのもいいでしょう。ふやかすのではなく温めるものですから、お湯が全体に回るように手早く混ぜることで、風味も立ちますので、おいしく食べてくれます。
温めたドッグフードは嗜好性が高くなり食いつきがよくなると同時に、体にも優しく、消化にもいいものです。高齢犬は身体機能が衰え、食欲も消化も、そして嗅覚も衰えていますので、温めてあげることで美味しく食べられ、消化もしやすくなります。
トッピングに使う缶詰やレトルトのウェットフードも温めると、さらに効果的です。必要な量を人肌程度に温めてからトッピングしてあげましょう。
治療をすることを「手当て」といいますが、これは、昔の人が病気やけがの患部に手を当てて治療したからです。手の温もり、この温度に癒す力があることからきています。